賃金に関する通達1 〈賃金計算の端数の取扱い〉

2014-10-14

社会保険労務士丸山事務所 (町田社会保険労務士) 社労士インフォメーション

 

賃金に関する通達1 〈賃金計算の端数の取扱い〉

賃金の計算において生じる労働時間、賃金額の端数の取扱いについては次のように取り扱われたい。

1 遅刻、早退、欠勤等の時間の端数処理

5分の遅刻30分の遅刻として賃金カットをするというような処理は、労働の提供のなかった限度を超えるカット(25分についてのカット)について、賃金の全額払の原則に反し違法である。

なお、このような取扱いを就業規則に定める減給の制裁として、法第91条制限内で行う場合には、全額払の原則には反しないものである。

2 割増賃金計算における端数処理

次の方法は、常に労働者の不利となるものではなく、事務簡便を目的としたものと認められるから、法第24条及び法第37条違反としては取り扱わない。

(1)1か月における時間外労働、休日労働及び深夜業各々の時間数の合計1時間未満の端数がある場合に、30未満の端数を切り捨て、それ以上を1時間に切り上げること。

1月の労働時間を合計した時間において上記の端数処理が認められており、各日について30分未満を端数処理することは当然違法となります。

(2)1時間当たり賃金額及び割増賃金額に円未満の端数が生じた場合、50銭未満の端数を切り捨て、それ以上を1円に切り上げること。

(3)1か月における時間外労働、休日労働、深夜業の各々の割増賃金の総額1円未満の端数が生じた場合、(2)と同様に処理すること。

3 1か月の賃金支払額における端数処理

次の方法は、賃金支払の便宜上の取扱いと認められるから、法第24条違反としては取り扱わない。なお、これらの方法をとる場合には、就業規則の定めに基づき行うよう指導されたい。

(1)1か月賃金支払額(賃金の一部を控除して支払う場合には控除した額。以下同じ。)に100円未満の端数が生じた場合、50円未満の端数を切り捨て、それ以上を100円に切り上げて支払うこと。

(2)1か月の賃金支払額に生じた1,000円未満の端数を翌月の賃金支払日に繰り越して支払うこと。

〔昭和63・3・14基発第150号〕

 

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