雇用保険 〈就業促進定着手当  再就職手当〉

2014-10-30

社会保険労務士丸山事務所 (町田社会保険労務士) 社労士インフォメーション

 

再就職手当

 

就業促進定着手当とは

 

再就職をして再就職手当の支給を受けた人が、引き続きその再就職先に6か月以上雇用され、かつ再就職先で6か月の間に支払われた賃金が雇用保険の給付を受ける直前の賃金に比べて低下している場合、就業促進定着手当の支給を受けることが出来ます。

 

就業促進定着手当支給要件

 

(1)再就職手当の支給を受けていること。

 

(2)再就職手当の支給を受けた再就職の日から、同じ事業主に引き続き6か月以上雇用されていること。

事業を開始されたことで再就職手当が支給された場合は、就業促進定着手当の支給は受けられません。

 

(3)再就職手当の支給を受けた再就職の日から6か月間に支払われた賃金額の1日分の額が離職前の賃金日額を下回ること。

 

再就職の日から6か月間に支払われた賃金額の1日分の額(A)

離職前の賃金日額(B)

 

支給される金額

支給額=(B-A)×再就職の日から6か月間内における賃金の支払いの基礎となった日数

(月給制の場合は暦日数、日給制や時給制の場合は労働の日数)

 

ただし、次のとおり上限額があります。

 

基本手当日額(上限5,825)×基本手当の支給残日数に相当する日数(再就職手当の給付を受ける前の支給残日数)×40

60歳から64歳までの方の基本手当日額の上限は4,720円となります。

 

計算例

60歳未満の時点で離職,離職時の賃金が月給制36万円の人が支給残日数が90日の状態で4月1日から再就職をして再就職手当を受給する場合

 

1)360,000円÷30日は12,000円 で基本手当は6,000円となりますが、就業促進定着手当の基本手当日額の上限は5,825円ですので、基本手当日額は5,825円となります。

 

2)再就職後6か月間の賃金は月給制30万円になった場合

離職前の賃金日額は12,000円(B)、再就職後6か月問の賃金の1日分の額は10,000円(A)です。

 

3)賃金支払い基礎日数は,月給制なので歴日数(4月1日から9月30日までの183日)です。

 

4)就業促進定着手当の金額を計算式により計算すると

(12,000円 -10,000円)× 183日 = 366,000円 となります。

 

5)この場合の上限額は次のとおりなので366,000円が支給されます。

5,825円 × 90日 × 40% = 209,700円

 

仮に、4)で計算した金額が180,000円であれば、5)式によって求められた金額が209,700円であっても180,000円が支給金額の上限となります。

 

 

就業促進定着手当支給申請

 

再就職手当の支給を受けた就職の日から6か月経過した日の翌日から2か月以内に「受給資格者証」と「就業促進定着手当支給申請書」と、出勤簿の写し賃金台帳の写し等の、引き続き雇用されていること及び賃金が低下したことを確認できる書類を添えて、再就職手当の支給申請を行ったハローワークに提出します。

 

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