タクシー運転者の労働時間等(改善基準2)

1箇月の拘束時間は以下のとおりです (図1)

                       

① 1箇月の拘束時間が改善基準告示を満たしているかどうかは、1箇月間の各勤務の拘束時間(始業時刻から終業時刻まで)をそのまま合計して計算します。

図1を具体的に示すと次のようになります。

1箇月間の各勤務の拘束時間の合計 ○○時間1箇月の拘束時間の限度であれば、改善基準告示を満たしたことになります。

1日の拘束時間の計算方法は以下の通りです。(図2)

② 1日の拘束時間が改善基準告示を満たしているかどうかは、始業時刻から起算した24時間以内の拘束時間により計算します。

図2を具体的に示すと次のとおりになります。

月曜日の場合

ア 翌日の始業時刻が早まっている場合(月曜日は始業時刻8:00ですが、火曜日は始業時刻6 :00)は、月曜日の始業時刻から24時間内に、火曜日の6 :00~8 :00の2時間も入れてカウントされますので、1日の拘束時間は、改善基準告示に定める原則13時間ではなく、15時間になります。

火曜日の場合

イ 火曜日は始業時刻が6 :00ですので、始業時刻から24時間内には6:00~8:00の2時間が加算され通常の拘束時間と加算される2時間で16時間の拘束となります。

上記ア、イについては、共に改善基準告示を満たしています。

「1日」の拘束時間のカウントに注意点

運転者の「1日」は、始業から連続する24時間とされていますので、1日の拘束時間を計算する場合は、この24時間の中に拘束時間が何時間あるかをカウントします。

このため、始業時から24時間以内に次の始業がくる場合には、その24時間中、次の始業からの拘束時間は、前の拘束時間にもカウントしますので(二重カウント)、注意が必要です。

「1日」の拘束時間の合計と「1か月」の拘束時問は必ずしも一致しない

1日の「拘束時間」の計算では、二重カウントされる時間があるので、これを単純に足し上げていくと、1か月当たりの拘束時間が実際よりも長くなる場合があります。

1か月の「拘束時間」を計算するときは。この二重カウントした部分の時間を除く必要があります。