タクシー運転者の労働時間等(改善基準5)

賃金制度等に関する基準

自動車運転者の賃金制度等の取扱いについては、次のとおりとすることとされています。

保障給は

歩合給制度が採用されている場合には、出来高がいつもより少なくても、労働時間に応じ一定の賃金が得られるよう保障給を定めなければなりません。保障給は、各労働者が標準的能率で通常の労働時間勤務した場合に得られると想定される賃金(通常の賃金)の6割以上とされています。

 

累進歩合制度は廃止

累進歩合制度(トップ賞、奨励加給を含む)は廃止すること。

年次有給休暇の不利益取扱いの禁止

労働基準法附則第136条の規定に従い、年次有給休暇を取得したとき、不当に賃金額を減少することは許されません。

労働時間の適正管理

運行記録計の活用等により、運転者個人ごとに労働時間を把握し、適正な労働時間管理を行う必要があります。

休日の取扱い

休日は、休息期間+24時間の連続した時間をいいます。

タクシーの日勤勤務者の休息期間は8時間以上確保されなければならないので、休日は、「休息期間8時間+24時間=32時間」以上の連続した時間となります。隔日勤務者の場合は、20時間以上の休息期間が確保されなければならないので、休日は、「休息期間20時間+24時間=44時間」以上の連続した時間となります。よって、これらの時間数に達しないものは休日として取り扱われません(図1参照)。

(図1)

〈日勤勤務者の場合〉

 

「休息期間8時間+24時間=32時間」以上の連続した時間が必要

〈隔日勤務者の場合〉

 

 

「休息期間20時間+24時間=44時間」以上の連続した時間が必要

 

※  2日続けて休日を与える場合は、2日目は、連続24時間以上あれば問題となりません。