トラック運転者の労働時間等(改善基準2)

1日の拘束時間と休息期間は以下のとおりです

 ① 1日の拘束時間は13時間以内を基本とし、これを延長する場合であっても16時間が限度です。(始業時刻から起算して24時間をいいます。)

ただし、15時間を超える回数は1週間2回の制限があります。

 ② 1日の休息期間は継続8時間以上必要です。

1日(24時間)=拘束時間(16時間以内)+休息期間(8時間以上)となります。

(下図参照)

 

拘束時間は、1月の基準と1日の基準がありますのでまずは月の基準を記載します。

月の拘束時間の計算方法は以下の通りです。(図1)

                   

① 1箇月の拘束時間が改善基準告示を満たしているかどうかは、1箇月間の各勤務の拘束時間(始業時刻から終業時刻まで)をそのまま合計して計算します。

ただし、分割休息期間(休息期間を拘束時問の途中及び拘束時間の経過直後に分割して与える場合)、フェリーに乗船する場合の特例(フェリー乗船時間が2時間以上の場合であって、フェリー乗船時間のうち2時問を拘束時間として取り扱い、その他の時間を休息期間として取り扱う場合)は、始業時刻から終業時刻までの間にある休息期間を除いて計算します。

 図1を具体的に示すと次のようになります。

 

1箇月間の各勤務の拘束時間の合計 ○○時間≦1箇月の拘束時間の限度であれば、改善基準告示を満たしたことになります。

 

1日の拘束時間の計算方法は以下の通りです。(図2)

② 1日の拘束時間が改善基準告示を満たしているかどうかは、始業時刻から起算した24時間以内の拘束時間により計算します。

 図2を具体的に示すと次のとおりになります。

 上記ア、イについては、共に改善基準告示を満たしています。

月曜日の場合

ア 翌日の始業時刻が早まっている場合(月曜日は始業時刻8:00ですが、火曜日は始業時刻6 :00)は、月曜日の始業時刻から24時間内に、火曜日の6 :00~8 :00の2時間も入れてカウントされますので、1日の拘束時間は、改善基準告示に定める原則13時間ではなく、15時間になります。

火曜日の場合

イ 火曜日は始業時刻が6 :00ですので、始業時刻から24時間内には6:00~8:00の2時間が加算され通常の拘束時間と加算される2時間で16時間の拘束となります。

「1日」の拘束時間のカウントに注意点

トラック運転者の「1日」は、始業から連続する24時間とされていますので、1日の拘束時間を計算する場合は、この24時間の中に拘束時間が何時間あるかをカウントします。

このため、始業時から24時間以内に次の始業がくる場合には、その24時間中、次の始業からの拘束時間は、前の拘束時間にもカウントしますので(二重カウント)、注意が必要です。

「1日」の拘束時間の合計と「1か月」の拘束時問は必ずしも一致しない

1日の「拘束時間」の計算では、二重カウントされる時間があるので、これを単純に足し上げていくと、1か月当たりの拘束時間が実際よりも長くなる場合があります。

1か月の「拘束時間」を計算するときは。この二重カウントした部分の時間を除く必要があります。