トラック運転者の労働時間等(改善基準5)

運転時間の限度

(1) 1日の運転時間は2日(始業時刻から48時間をいいます。以下同じ)平均で9時間が限度です

 長時間の運転は、注意力を低下させ、肉体的・精神的な疲労を蓄積させますので、最悪の場合、交通事故を起こすおそれがあります。このため、運転時間については特に厳しい規制が設けられています。

1 日

2日(始業から48時間)平均で9時間まで

1 週

2週間ごとの平均で44時間まで

連続運転時間

4時間まで運転時間4時間以内に1回が10分以上で、かつ、合計が30分以上の運転しない時間をおく。


 1日当たりの運転時間の計算に当たっては、特定の日を起算日として2日ごとに区切り、その2日間の平均とすることが望ましいですが、この特定日の最大運転時間が改善基準告示に違反するか否かは、

①と②がともに9時間を超える場合は改善基準告示に違反します。

これを図示すると図1のようになります。

(図1)

   

1日の運転時間の限度と拘束時間との関係

運転時間の限度は、2日平均で9時間です。

しかし、1日目に18時間運転して2日目に運転をしない、という運行勤務は認められません。

 1日の拘束時間は最大16時間ですし、4時間の連続運転につき30分以上運転しない時間を設けなければなりません。

最大拘束時間16時間の中で、4時間運転後に30分休憩等を入れる場合3回非運転時間は1時間30分運転時間は12時間となりますので、この時間を合わせると13時間30分となります。

仮に残りの2時間30分を運転時間に充てても、1日の運転時間は、14時間30分が限度となります。

1週間の運転時間は2週間ごとの平均で44時間が限度

 特定の日を起算日として2週間ごとに区切り、その2週間ごとに計算します。

これを図示すると図2のようになります。

連続運転時間は4時間が限度

 運転開始後4時間以内又は4時間経過直後に運転を中断して30分以上の休憩等を確保しなければなしません。(図3参照)。

(図3)

ただし、運転開始後4時間以内又は4時間経過直後に運転を中断する場合の休憩等については、少なくとも1回につき10分以上としたうえで分割することができます(図4参照)

非運転時間

運転を中断して運転しない時間を「非運転時間」といいます。非運転時間は、必ずしも休憩のための時間でなくてもかまいません。荷の積卸しの時間なども含まれます。

(図4)

運行計画の組み方

1回の連続運転時間は4時間が限度で、この4時間について、非運転時間を30分以上とることになっています。

したがって、実際に運行計画を組む際には、運転時間+非運転時間=4時間30分を1セットと考えて組み込んでいくことになります。