傷病手当金と障害年金の調整

傷病手当金を受給している方が、同一の傷病により、障害厚生年金、または障害手当金を受けるようになったときは、傷病手当金の支給額が調整されます。

1.傷病手当金が障害年金等の日額換算額よりも多い場合

 傷病手当金の日額と障害年金の額を360で割った額(1円未満は切り捨て)とを比較して、傷病手当金の金額の方が多ければ、その差額が傷病手当金として支給されます。

傷病手当金と障害厚生年金の調整

(例)傷病手当金日額8,000円、障害厚生年金額180万円

傷病手当金と障害年金(障害厚生年金+障害基礎年金)の調整

(例)傷病手当金日額8,000円、障害厚生年金額146万円 障害基礎年金70万円

 

2.傷病手当金が障害年金等の日額換算額よりも少ない場合

傷病手当金の日額と障害年金の額を360で割った額(1円未満は切り捨て)とを比較して、傷病手当金の金額の方が多ければ、その差額が傷病手当金として支給されます。

傷病手当金と障害厚生年金の調整

(例)傷病手当金日額5,000円、障害厚生年金額216万円

 

傷病手当金と障害年金(障害厚生年金+障害基礎年金)の調整

(例)傷病手当金日額8,000円、障害厚生年金額146万円 障害基礎年金70万円

傷病手当金を受給している方が、同一の傷病により、障害厚生年金を受ける場合とは

 傷病手当金と障害年金を同時に受けることは一般的にはありません。

なぜなら、傷病手当金は、支給期間は1年6か月間あり、障害年金の障害認定日は、原則として初診日から起算して1年6か月経過した日とされているためです。 (下図参照)


障害年金の障害認定日は、原則として初診日から起算して1年6か月経過した日とされているますが、その期間内に治った(症状が固定がした)ときはその日とされています。

 障害等級1級または2級に該当し「治った日」のとされるものには下記のものが挙げられています。

・人工透析療法を行っている場合は、透析を初めて受けた日から起算して3カ月を経過した日。

・人工骨頭又は人工関節をそう入置換した場合は、そう入置換した日。

・心臓ペースメーカー、植え込み型除細動器(ICD)又は人工弁を装着した場合は、装着した日。

人工透析療法を行っている場合

上図から透析を受けるような場合、透析を初めて受けた日から3か月経過した日が障害認定日となりますので、傷病手当金と障害厚生年金年金等が貰えるようになりますますので注意が必要です。

障害厚生年金等と調整されずに受給した傷病手当金がある場合は、調整の上、返還しなければならなくなりますので、障害厚生年金・障害手当金等を受けられるようになった時は、その旨を協会けんぽに連絡してください。