療養(補償)給付

労働者が、業務または通勤が原因で負傷したり、病気にかかって療養を必要とするとき、当該傷病が治ゆ(症状固定)するまで、療養補償給付(業務災害)または療養給付(通勤災害)として支給されます。

 

〈給付の内容〉

療養(補償)給付には、療養の給付(現物給付)療養の費用の支給(現金給付)とがあります。

●「療養の給付」とは

労災病院や指定医療機関・薬局等(以下「指定医療機関等」といいます)で、無料で治療や薬剤の支給等を受けられますが、これを現物給付といいます。

●「療養の費用の支給」とは

近くに労災病院や指定医療機関等がないなどの理由で、労災病院や指定医療機関等以外の医療機関や薬局等で療養を受けた場合に、その療養にかかった費用を支給する現金給付です。

 

※「治ゆ」とは

療養(補償)給付は、傷病が治ゆするまで行われますが、労災保険における「治ゆ」とは、身休の諸器官・組織が健康時の状態に完全に回復した状態のみをいうものではなく、傷病の症状が安定し、医学上一般に認められた医療を行ってもその医療効果が期待できなくなった状態(「症状固定」の状態)をいいます。

 

ただし、せき髄損傷、頭頸部外傷症候群等、慢性肝炎などの傷病に罹患した方に対しては「治ゆ」(症状固定)後においても後遺症状が変化したり、後遺障害に付随する疾病を発症させるおそれがあるので予防その他の保健上の措置として診察、保健指導、保健のための薬剤の支給などを行う「アフターケア」を実施しています。