年金の選択及び併給1

公的年金では国民年金、厚生年金保険、共済組合等から、異なる支給事由で2つ以上の年金を受けられるようになったときは、いずれか1つの年金を選択することになります。

国民年金は全ての人に共通の基礎年金が支払支給され、厚生年金保険と共済組合等は基礎年金に上乗せして支給される制度です。この制度により支給される〔老齢基礎年金と老齢厚生年金〕〔障害基礎年金と障害厚生年金〕〔遺族基礎年金と遺族厚生年金〕などは、同じ事由で支払われるため、1つの年金とみなされ、あわせて受けることができます。

 ただし、特例的に2つ以上の年金を受けられることがあります。

 

※老齢厚生年金と遺族厚生年金については、65歳以上の方であれば、老齢基礎年金のほかに遺族厚生年金と老齢厚生年金をあわせて受けることができる場合があります。

 

2つ以上の年金を受けられる方の特例

 

老齢基礎年金と遺族厚生年金

65歳以上で老齢基礎年金を受けている方が、遺族厚生年金を受けられるようになったときは、遺族厚生年金をあわせて受けることができます。

 

老齢厚生年金と遺族厚生年金

65歳以上で、老齢厚生年金と遺族厚生年金を受ける権利がある方は、ご自身の老齢厚生年金が支給されることになり、遺族厚生年金からは、老齢厚生年金より年金額が高い場合(図1)は、その差額が支払われることになります。遺族厚生年金より老齢厚生年金の年金額が高い場合(図2)は、遺族厚生年金は全額支給停止となります。

(図1)遺族厚生年金が老齢厚生年金より年金額が高い場合

(図2)遺族厚生年金が老齢厚生年金の年金額が低い場合