特別支給の老齢厚生年金

支給要件

老齢基礎年金の支給要件を満たしていること。

厚生年金保険の被保険者期間が1ヶ月以上あること。

(ただし、65歳未満の方に支給する老齢厚生年金については、1年以上の被保険者期間が必要です)

 

65歳未満の老齢厚生年金額

 

 定額部分(1)+報酬比例部分(2)+加給年金額(3)

 

(1)定額部

1676円×生年月日に応じた率×被保険者期間×0.961

 

(2)報酬比例部分年金額

1.2.の計算でどちらか多い金額となります。

 

1. 報酬比例部分の年金額(本来水準)

2. 報酬比例部分の年金額(物価スライド特例水準)

これまでは、2.で計算された特例水準の方が年金額は高くなっていましたので2.の式で計算された額が年金額とされていましたが、0.961(政令で定める率)今後も低下されることとなっていますので、近い将来1.の本来水準で計算されることになっています。

 

(3)加給年金額(定額部分が支給されている場合に限ります)

厚生年金保険の被保険者期間が20年以上または40歳(女性の場合は35歳)以降15年ある方が、定額部分支給開始年齢に達した時点で、その方に生計を維持されている下記の対象者がいる場合に支給されます。

 

対象者

加給年金額

年齢制限

配偶者

222,400円※

65歳未満であること(大正15年4月1日以前に生まれた配偶者には年齢制限はありません)

1人目・2人目の子

222,400円※

18歳到達年度の末日までの間の子または1級・2級の障害の状態にある20歳未満の子

3人目以降の子

各74,100円

 

老齢厚生年金を受けている方の生年月日に応じて、配偶者の加給年金額に32,800円~164,000円が特別加算されます。

 

受給権者の生年月日

特別加算額

加給年金額の合計額

昭和9年4月2日~昭和15年4月1日

32,800円

255,200円

昭和15年4月2日~昭和16年4月1日

65,600円

288,000円

昭和16年4月2日~昭和17年4月1日

98,500円

320,900円

昭和17年4月2日~昭和18年4月1日

131,300円

353,700円

昭和18年4月2日以後

164,000円

386,400円

 

 

配偶者が老齢(退職)年金(厚生年金保険の被保険者期間が20年以上または40歳(女性の場合は35歳)以降15年以上の場合に限る)または障害年金を受けられる間は、配偶者加給年金額は支給停止されます。

 

注)現在、定額部分(1)及び加給年金(3)を65歳前に支給される人はほとんどいませんので、報酬比例部分(2)で計算された額となります。

また、定額部分(1)が支給される人はいませんので、結果として65歳前に加給年金(3)も支給されません。 加給年金は下記の図が一般的なものになります。

 

加給年金の支給図

夫厚生年金期間が25年あり、妻は厚生年金期間が10年程度ある場合で

夫が奥さんより5歳年上の場合で記載します