金融商品としての国民年金

今回は社会保険労務士ではなく、DCプランナー等の資格保有者として少し違った角度から国民年金を考えます。

やはり、法律論より損か得か?だと思いますので・・。

平成26年度 国民年金の満額は ¥772,800円

30年国民保険料を払った場合の年金額 ¥579,600円となります。

今の人は65歳から何歳まで生きるのか?

65歳の人が仮に90歳まで生きるとした場合 = 25年間となります。

 

余裕をもって65歳から25年長生きをしたとすると、毎年 579,600円を25年間、受取るにはいくら必要か

 

 

年金額×年金原価係数

必要原資

年利2%で運用

¥579,600×19.52345647

¥11,315,795

年利1%で運用

¥579,600×22.0231557

¥12,764,621

年利0%で運用

¥579,600×25

¥14,490,000

必要資金は運用利回りにより異なりますが、¥11,315,795 ~ ¥14,490,000円必要になるという事がわかります。

 

上記の金額を30年でためる場合を考えてみます。

必要原資を30年でためるためには毎月いくら積立

必要原資×減債基金係数

積立金額

年利2%で運用

年間積立額

¥11,315,795×0.024649922

¥278,933

支払総額

¥278,933×30年

¥8,368,004

1箇月の積立額

¥278,933÷12月

23,244

年利1%で運用

年間積立額

¥12,764,621×0.028748113

¥366,959

支払総額

¥366,959×30年

¥11,008,763

1箇月の積立額

¥366,959÷12月

¥30,580

年利0%で運用

年間積立額

¥14,490,000÷30年

¥483,000

支払総額

¥483,000×30年

¥14,490,000

1箇月の積立額

¥483,000÷12月

¥40,250

 

国民年金の保険料を15,000円と仮定した場合

国民年金支払総額

¥15,000×360

¥5,400,000

 

国民年金保険料と一般金融商品の掛け金との差額

 

国民年金保険料-月の積立額

差額

年利2%

¥15,000-¥23,244

▲8,244

年利1%

¥15,000-¥30,580

▲15,580

年利0%

¥15,000-¥40,250

▲25,250

 

では、現状で年利2%の比較的安全な金融商品があるかです。

平成26年11月の30年物国債の利回りが1.427%であることを考えると難しいのではないかと思います。

この事から、国民年金を金融商品と考えた場合も非常に良い商品だと思います。

 

以前、年金の相談を受けた時に、「年金よりメガバンクの債権を購入した方が安全だ」といっておられた方がいましたが、日本の国債を一番多く引き受けている所が日本の銀行であることを考えると間違った判断です。

 

年金が支払えなくなった状態は、日本が破たんした状態ですので、その国債を大量に引き受けているメガバンク銀行が、その時に存続できているとは到底思えません。